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徳山大学 理学博士
杉光 英俊教授の著書
『オゾンの基礎と応用』 から
引用させていただきました。
発行所(株)光琳
オゾン利用については、オゾン及びオゾン反応生成物への人体への影響の他、
作業環境における安全性、環境・生態への安全性等を考える必要がある。
| オゾンppm | 作 用 |
| 0.01〜0.02 0.1 0.2〜0.5 0.5 1〜2 5〜10 15〜20 50 |
多少の臭気を覚える(やがて馴れる)。 明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感ずる。 3〜6時間暴露で視覚を低下する。 明らかに上部気道に刺激を感ずる。 2時間暴露で頭痛・胸部痛・上部気道の乾きと咳が起こり、暴露を繰り返せば慢性中毒にかかる。 脈拍増加・体痛・麻酔症状が現れ、暴露が続けば肺水腫を招く 小動物は2週間以内に死亡する。 人間は1時間で生命危険となる。 |
多田治著 有害物管理のための測定法(労働科学研究所)から
| ネコ モルモット ハムスター マウス ラット ウサギ |
34.5ppm/3h 24.8ppm/3h 10.5ppm/4h 12.6ppm/3h 4.8ppm/4h 36 ppm/3h |
呼吸困難、傾眠 毒性影響なし 急性肺浮腫、出血 毒性影響なし 傾眠、呼吸困難 |
出典 NIOSH(1987)
| 国 名 | オゾン濃度(ppm) |
| ソビエト オーストラリア ハンガリー ブルガリア ポーランド ユーゴスラビア フィンランド チェコスロバキア 東ドイツ ルーマニア 西ドイツ ベルギー イタリア 日本 オランダ スウェーデン スイス アメリカ(ACGIH) |
0.05 0.10 0.05 0.05 0.05 0.05 0.10 平均0.05 最大0.1 平均0.10 短時間0.1 平均0.05 最大0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 TWA0.1 STEL0.3 |
出典 ILO:Occupational Safty and Health
※オゾンの毒性については毒性が少ないという説と、極めて有害であるとする説が対立している。
その原因はオゾン製造過程で混入する窒素酸化物などの不純物によるものではないか、という疑いがもたれている。
この点についての検討はまだ不充分である。((杉光英俊徳山大学教授))
| 物質 | 二酸化窒素 1) | 光化学オキシダント 2) |
| 環境上の条件 | 1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでの ゾーンまたはそれ以下であること。 |
1時間値が0.06ppm以下であること。 |
| 測定方法 | ザルツマン試薬を用いる吸光光度法 | 中性ヨウ化カリウム溶液を用いる吸光光度法または電量法 |
光化学オキシダントとは、オゾン、パーオキシアセチルナイトレイトその他の光化学反応により生成される酸化性物質(中性ヨウ化カリウム
溶液からヨウ素を遊離するものに限り、二酸化窒素を除く。)をいう。
出典 1)1973.5.8 環境庁告示25「大気汚染に係る環境基準について」
2)1978.7.11環境庁告示38「二酸化窒素に係る環境基準について」
| O3 Cl2 |
| ppm mg/m³ ppm mg/m³ |
| アメリカ(ACGIH TLV) 0.1 0.2 1 3 ドイツ (DFG MAK) 0.1 0.2 0.5 1.5 日本産業衛生学会 0.1 0.2 1 3 |
| ※ | 1.体外におけるオゾン接触については、臭気を感知する0.02〜0.05ppm以下の濃度において有害作用は認められていない |
| 2.上表は作業現場における許容濃度を塩素と比較し示した。 | |
| 3.TLV値は作業員が通常一日8時間、週40時間被爆しても問題ないとされる 大気中濃度の時間荷重平均値(TWA)をあらわしている。 |
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| 4.日本産業衛生学会はアメリカと同じ値を採用し、15分間の短期暴露(STEL)において許容濃度の1.5倍を超えないこととし、 日本溶接協会もこの濃度を管理濃度としている。 |
|
| 5.作業環境における濃度0.1ppm以下、生活環境における濃度0.06ppm以下、水中残留オゾン濃度0.05mg/L以下の 濃度であれば安全。 |
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| 5注 |
通常 水中のオゾン寿命は数秒から数十分。消失速度は溶質及びpHに依存している。 中性酸性では安定しているがアルカリでは数秒から数分で消失する。 海水中のオゾン半減期は約5.3秒。30秒後には消滅し、HBrOに変わると推定される。 |
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